予防接種でb型肝炎に感染するケースの詳細と頭痛などの症状について

ウイルス性の感染症であるb型肝炎は医療現場での感染が原因の多数を占めていました。中でも注射針の使い回しによる感染は全国規模で被害が拡大したことから、現在では用途を問わず、注射針は使い捨てが徹底しています。

しかし、現在でもわずかな不注意からb型肝炎に感染するケースがあるので決して油断は出来ません。感染経路や症状について学び、b型肝炎を患わないように心がけましょう。

予防接種が原因でb型肝炎がうつるケースについて

日本の法律では幾つかの病気に対しては予防接種が義務付けられています。また、学校や会社などでは任意で様々な病気の集団予防接種を行っている他、医療機関でも随時受け付けています。しかし、予防接種によって間接的にウイルスに感染するケースもあることから安全の確認は不可欠です。

従来の医療現場では注射針は使い回しが普通に行われていました。薬剤による消毒は実施されますが、注射針の構造上、内側の穴まで薬剤が浸透しないこともあるため、場合によっては複数人に病気がうつることがあります。

特にb型肝炎については目立った初期症状が無いため、保菌者であることがわからずに予防接種を行い、そのまま注射針の使い回しを行って多数の人に感染させてしまったケースもあります。注射針や点滴の針、メスなど人の体に直接触れる医療用具は高額な物が多いことも含め、消毒して使い回すのがかつての常識でした。

しかし、消毒薬も決して万能では無い他、消毒がずさんな場合は効果的な殺菌には至らず、他の人に感染させてしまうリスクが増大します。そのため、現在では注射針や点滴の針は一回限りの使い捨てが普通になっています。

メスなどの物品は薬剤による消毒と併せて熱湯に入れる煮沸消毒を行うことが多いので、医療用具による感染の危険は殆どありません。

学校や会社での予防接種が感染被害を拡大させる理由

b型肝炎を患っている人のなかで中高年層の人の多くが予防接種による集団感染の被害者です。予防接種や法律で指定された病気への対処の他、季節ごとに流行する病気を防ぐために任意でも行われています。様々な病気ごとに予防接種が行われますが、その場で注射針の使い回しを行うことによってb型肝炎に感染するトラブルに見舞われる可能性があります。

b型肝炎は初期のうちは目立った自覚症状が無いことから、感染者も自覚していないことがあります。また、外見で判別出来るほどの目立った症状も出ないことから、医師でも一目見ただけでは保菌の有無を確認することはほぼ不可能です。

そのため、知らないうちに多数の人に対してウイルスをばら撒いてしまう結果に至ることがあります。予防接種による感染被害は利用者が多いほど規模も大きくなります。特に学校や会社は殆どの場合で百人単位の利用になることから、人数分だけ保菌者になってしまいます。

b型肝炎は検査を行うことで保菌の有無を確認出来ますが、人間ドックなどの精密検査を受ける機会が無い子供は保菌者であると疑いを持つことすら困難です。そのため、学校での予防接種はb型肝炎の集団感染が起きやすい傾向があります。

主な症状と肝臓機能への影響

b型肝炎はウイルスが肝臓を浸食することによって機能を損なわせる病気です。放置すると症状が重くなり、最終的には死亡に至ることもあります。また、b型肝炎は体内にウイルスを残留させることから、一度感染すると医学的な意味での完治は出来ません。

症状を抑える治療を一生続ける必要に迫られるので、健やかに暮らすためには感染しないように細心の注意を払う必要があります。b型肝炎のウイルスは薬剤への耐性が強い一方、高温には弱いのが特徴です。また、ウイルスは微小な傷口や粘膜から体内に侵入して繁殖に至ります。

保菌者の衣類やタオルは熱湯で消毒する他、カミソリや歯ブラシの使い回しは行わないことも大切です。b型肝炎は感染したらただちに大きな症状が出ることはほぼありません。多くの場合、頭痛や倦怠感など、疲労が溜まっている時と似たような症状が出ます。

そのため、初期のうちは自分がb型肝炎に感染していることを自覚出来ないのが普通です。やがて悪寒や吐き気などの症状も出るようになりますが、季節によっては食中毒や風邪と誤解するケースもあります。

症状が軽い時でも肝臓がウイルスに浸食されているので、ある日突然重大な体調不良に陥ることも珍しくありません。歩行困難や肌が黄色に変色する黄疸などの目立った症状が出るころには肝臓の殆どが損傷しているので、摘出を含む大掛かりな手術を受けることになってしまいます。

b型肝炎に感染しないための工夫

b型肝炎は一度感染すると一生完治しない病気と言われています。これはウイルスが体内に残留しているためですが、酷い頭痛などの大きな症状が出るまでは体調に不具合が出ないことが多いので気づかずにそのまま放置してしまうケースもあります。

また、自分が保菌者だと気づかずに不特定多数の人と接触してしまい、多くの人に感染させてしまう可能性もあります。b型肝炎は感染力が低い病気なので、日常生活の中では普通の営みの中でうつる危険はほぼありません。

同居している親族がb型肝炎だったとしても、同じ部屋で過ごしたり食器を共有するなどの行為は問題無く実行出来ます。その反面、保菌者の体液が傷口や粘膜に触れると感染のリスクが大きく増大することから、保菌者と接触する際は感染を防ぐための工夫が必須になります。

感染予防についてはゴム手袋を使用するのが指先のわずかな傷口からの感染を防ぐ効果的な方法です。また、口や性器など粘膜が露出している部位に保菌者の体液を付けないのも予防方法の一つになります。同居している親族を介したb型肝炎の感染はセックスを含んだ性行為が多数を占めるので、必ずゴム製の避妊具を付ける他、性器を口に含んだり体液を飲むなどの行為は絶対に避けます。

性行為以外では排せつ物を素手で触れるのも感染する可能性があるので、専用の殺菌剤を散布しながらゴム手袋を着用して処理に臨むことが大切です。

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b型肝炎の可能性がある症状の詳細

b型肝炎の症状はその多くが他の病気と類似しているので素人ではまず判別は出来ません。しかし、b型肝炎は自然治癒がほぼ無い難病なので、症状が長く続く傾向があります。風邪や疲労の蓄積でよく生じる頭痛についても、休息を取ったり風邪を治した後でも続くのであればb型肝炎を疑い、医療機関で検査を受けるのが賢明です。

また、肌が黄色に変色する黄疸の症状が併せて出ている場合は高い確率でb型肝炎を患っています。適切な治療を受けるためには早期のうちに自身の体の不具合を把握することが最も大切なポイントです。